【富田啓之：1977〜 神奈川 へうげ十作】
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うつわからオブジェまで、創意と生命力に満ちあふれた作品を焼きまくり、そりゃあもう立派なアルチザンなんだが、大好きな日本酒に呑まれては、記憶と時間とサイフをなくすのがタマにキズ。落語『芝浜』を地で行く、またやっちまった男が神奈川県大磯あたりに生息しておりまする。
古今の焼き物をコツコツ買い集め、日夜研究に余念がなく、「大磯うつわの日」「陶ISM」といったプロジェクトの中心人物として情熱的に活躍するなど、酒さえ呑まなければつくづく非の打ち所のない俊英にとって、今回のコラボは絶好の機会と言えるでしょう。命の次に、ともすれば我が身より大切な酒のために、渾身の酒器を数百点ひねり、NEXT5の共同醸造酒を自らも呑む気満々です。
あいにく作家の指定はできませんが、驚異的な飲酒力を誇る富田作品との出会いを楽しみになさってくだされ。来たる４月６日（金）〜１２日（木）、東京・ルーサイトギャラリーにて、恒例の個展を開催。モノホンの「昭和」を満喫できる逸軒で、富田の真髄をご堪能をば願っておきます
富田啓之展「手捻器々」＠ルーサイトギャラリー／柳橋
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大磯うつわの日（2018年10月26日〜28日 大磯市街各所）
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陶ISM（11月23日〜25日 横浜赤レンガ倉庫１号館２階）
